水上バイクの資格(特殊小型船舶操縦士)学科試験全40問の内正答率が80%を割り込むのは下記内容(番号)です。
問11「小型船舶の検査及び登録制度」
問14「横切り船・避航船と保持船」
問16「見張り・安全な速力・衝突のおそれ」
問17「狭水道・視界制限状態」
問18「形象物・信号」
問20「港内での一般的航法」
問21「雑種船・防波堤突端付近の航法」
問22「海上交通安全法」
問31「浮標式」
問32「海図」
問37「気温・風・雲・波」
問38「潮汐及び潮流」
科目別にみると「交通の方法」(問13~問22)に10問中7問と正答率の低い問題が集中しているのがわかります。
その他は「小型船舶操縦者の心得及び遵守事項」12問中1問のみ、「運航」18問中4問です。
合格基準は全40問中26問以上正解させることの他に、各科目別の合格基準(半数以上正解数があること)を満たす必要があるので、科目別でいうと「交通の方法」は要注意です。
上級科目の海図作図問題以外の正答率について
下記2問が正答率の低い問題です。
問55「気象予測」74%
問57「荒天航法・台風避航」78%
問55は天気図が出題されることが多く、覚えきれないと言われる方が多いです。
問57は特に台風の風(中心に向かって反時計回りに吹き込む)についての出題を苦手にしている方が多いようです。
上級運航1は出題8問中、最低限4問以上正解させることが合格条件ですので、海図が苦手な方はそれをフォローするために問55・問57をしっかりと勉強していく必要があります。
上級運航2(問59~問64)には目立った正答率の違いはなく、おおむね82%~86%です。主にエンジン等の基本・保守整備・事故時の対処について出題されます。エンジン等についての知識があらかじめある人には得点源となる科目ですが、全くエンジン等の知識がない人は苦労される科目です。