本日は実技試験(特殊小型船舶)の合格基準を紹介します。
配点と合格基準
科目別の配点
「小型船舶の取り扱い」80点
発航前の点検
結索
機関運転
「操縦」220点
安全確認
コース走行(コース1・コース2)
人命救助
※合格基準:成績の合計が配点合計の70%以上であること。
以上です。
「1級・2級実技試験の場合」
航行中は、常に適切な見張りを行い、周囲の状況や自船の状態の把握に努めましょう。
また、発進や停止、増減速、変針等、今までの状態おは異なる動作をとる前には、あらためて十分な安全確認を行う必要があります。
とりわけ、最初の発進、後進及び離岸を開始する前には、船尾(プロペラ)付近に人や障害物がないか、船尾(プロペラ)付近が見える位置まで緯度して安全を確認して下さい。
「特殊実技試験の場合」
走行中は、常に適切な見張りを行うようにしましょう。発進や停止など今までと異なる動作をとる前には、十分な首位の安全確認を行ってください。ただし
コース走行の8の字旋回とスラロームを行っている間を除きます。
本日は実技試験(1級・2級小型船舶)の合格基準を紹介します。
配点と合格基準
科目別の配点
「小型船舶の取り扱い」60点
発航前の点検
機関運転
トラブルシューティング
解らん・係留
結索
航海計器の取り扱い
「基本操縦」120点
発進・直進・停止
後進
変針(旋回)
蛇行(連続旋回)
「応用操縦」120点
人命救助
避航操船
離岸
着岸
※合格基準:試験科目別の成績が配点の60%以上かつ、成績の合計が配点合計の70%以上であること。
以上です。
本日は、船舶免許学科試験の科目と合格基準を紹介します。
合格基準は各科目50%以上、総合65%以上です。
『一般科目』
1.小型船舶操縦者の心得及び遵守事項(一級、二級、特殊は12問出題(6問以上合格)、二級(湖川小出力限定)は10問出題(5問以上合格)) – 一級、二級、二級(湖川小出力限定)、特殊は 水上交通の特性、小型船舶操縦者の心得、小型船舶操縦者の遵守事項
2.交通の方法(一級、二級は14問出題(7問以上合格)、二級(湖川小出力限定)は8問出題(4問以上合格)、特殊は10問出題(5問以上合格) – 一級、二級は一般海域での交通の方法、港内での交通の方法、特定海域での交通の方法、湖川及び特定水域での交通の方法、二級(湖川小出力限定)、特殊は一般水域での交通の方法、湖川及び特定水域での交通の方法、港内での交通の方法
3.運航(一級、二級は24問出題(12問以上合格)、二級(湖川小出力限定)は12問出題(6問以上合格)、特殊は18問出題(9問以上合格)) – 一級、二級は操縦一般、航海の基礎、船体、設備及び装備品、機関の取扱い、気象及び海象、荒天時の操縦、事故対策、二級(湖川小出力限定)は操縦一般、航方の基礎知識、点検及び保守、気象及び海象の基礎知識、事故対策、特殊は運航上の注意事項、操縦一般、航海の基礎、点検及び保守、気象及び海象の基礎知識、事故対策
『上級科目』
1.上級運航I(一級のみの科目。8問出題(4問以上合格)) – 航海計画、救命設備及び通信設備、気象及び海象、荒天航法及び海難防止
2.上級運航II(一級のみの科目。6問出題(3問以上合格)) – 機関の保守整備、機関故障時の対処
以上です。
新規に1級小型船舶操縦士免許の資格を受験する場合は
一般科目50問・上級科目14問の試験を受けるわけですが(採点はそれぞれ独立していて、それぞれの合格基準を満たさなければなりません)。
結果として不合格になる方に多いのが「上級科目で1問だけ合格基準に足りていなかった。一般科目はほぼ満点だった。」というケースです。
一般科目=基礎、上級科目=応用 と判断し、まずはしっかりと基礎(一般科目)を理解してから応用(上級科目)を勉強しようとすると前述のケースに陥りがちです。
極端な話をすると、一般科目の知識がゼロでも上級科目の勉強を始めることができないことはありません。
一般科目は50問中33問以上、上級科目は14問中10問以上正解させることが合格基準となっています。どちらも出題問題の65%以上正解させないといけないのですが、間違うことのできる数は一般科目は17問、上級科目は4問です。1問の間違いが大きくひびいてしまうのはやはり上級科目です。
勉強する時間があまり取れない方、効率良くとりあえず合格基準を満たそうとする方は、一般科目はそこそこで切り上げて、上級科目に時間をかける方がよいかもしれません。