9月, 2017 | 大阪で「安く」船舶免許を取るならシーフェローズボート免許スクール

スタッフブログ

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着岸後の係留・離岸前の解らんについて

1・2級の実技試験では通常、着岸した後に係留(桟橋等に繋ぎ止めること)、離岸の前に解らん(繋いであるのを解いて格納すること)をします。
〇係留のポイント
着岸後、まずはロープ2本(船首・船尾)を必ず持って降りることです、桟橋に降りてからロープをとろうとして、手が届かなかって試験艇とさようなら~となってしまわないよう注意が必要です。自動車等と違いボートはずっと同じ位置にいてくれないことを意識しておかなければなりません。まず先に船尾側のロープをクリートに結びとめるのですが、この時に船首側のロープを放りっぱなしにしてしまうと、風向きによっては桟橋からボートの船首側が離れていき、ポチャンっと船首のロープが水面に落ちてしまうので踏みとめておくか、手で握っておくようにしましょう。クリート止めは繰り返し練習しておかないと、中々素早くすることが難しいので、くるりんポイっと上手くいかなかった場合は余りのロープを通すいう方法に切り替えましょう、でないと1分(係留・解らんは制限時間それぞれ1分)があっという間に過ぎてしまいます。クリート止めができたらロープをコイルしておくことも忘れないように気をつけておきましょう。
〇解らんのポイント
離岸の前に解らんする際は、まず船首側から(教習艇のような小型モーターボートの場合です、大きいボートの場合は風向き等を考慮して船尾側からの場合もあります)解きます。そのロープを先にポイッとボートに放り込んでしまうと、風などのせいで船首が桟橋から離れていく場合に引き寄せることができなくなるので握っておきましょう、この時に手のひらにグルグル巻きつけようとする方がいますが、いざという時にパッと離せるようにしておかないと危険です。そして船尾側のロープを解いて船に乗り込むのですが、この時にロープでしっかりボートを引き寄せて安全に乗り込みましょう、風などによって離れていくからと飛び乗ったりしてはいけません、また桟橋側のクリート等にロープが引っ掛かったままであることに気付かずに乗ってしまうのも危険です。乗り込んだらロープをきちんと片付けて、離岸します。あまりゆっくりとしていると離岸時の船の体勢が悪くなる場合があるのでできる限り素早く行うのがポイントです。

着岸はやはり難しい?

1・2級実技試験内容に着岸・離岸があります(特殊実技試験内容にはありません)。
桟橋等の指定されたところに着岸します。着岸点または係留設備を指示されるので、着岸点なら操縦席がほぼ真横になるように、係留設備ならその位置で係留できるように着岸します。まずは発進する前にあらかじめ係留ロープやボートフックを準備するのを忘れないようにしましょう。大阪市会場では左舷着岸をするケースが多い(特に指示がなければ、右舷着岸または左舷着岸のどちらを選択しても構いません)ので、左舷側に準備します。安全を確認したら発進し桟橋に対して約30度の角度で進入していきます。進入し始めたらなるべく早い段階で周囲の見張りをし、中立・前進をくりかえし桟橋に接近します。少し早いかな?というくらいの位置でハンドルを切り始めて、効き具合、風による影響等を確認します。ハンドルの効きが悪ければグングンハンドルを回しましょう、それでも効きが悪い場合は軽く前進にいれると効きが良くなります。船と桟橋の間隔はボートフックが届く範囲であれば良いのですが、桟橋に近づけすぎることが多いので注意が必要です。左舷着岸するほとんどの場合最後にハンドルを右に回しますが、桟橋から離れてしまう気がする方が多いようですが、この時キックで船尾が桟橋側に寄っていくのです。フォークリフト等を運転したことがある方はフォークリフトのイメージでお尻を振らせて船尾を桟橋に寄せましょう。桟橋に接触しない限りほとんどの場合いきあしが残ります。その場合後進を使用していきあしを止めるのですが、ハンドルがどちらかに極端にきれていると船尾が左右いずれかに大きく振れるので気をつけましょう。後進に入れる際に船が桟橋に対して大きくゆがんでいる場合は、ハンドルを船尾を向けたい方向にまわしておき後進にいれるとゆがみを修正することもできます。着岸終了後には引き続き係留作業を行います。着岸後の係留については次回お話しします。

学科試験時間配分

特殊学科試験時間は50分
2級学科試験時間は70分(1時間10分)
1級学科試験時間は140分(2時間20分)
上記試験は通常それぞれ時間にあおられること無く、じっくり解いても余裕をもって解答できるハズです。
中には時間が気になって気になって仕方なかったとおっしゃる方もいるので、試験前に模擬問題などを時間を測って解いて、おおよその自分の時間を把握しておくのもよいかもしれません。
時間配分について気をつけないといけないのは、2級受有者が1級学科試験(上級科目のみ)を受験する場合 70分(1時間10分)
上級科目14問題のうち最初の3問が海図作図問題です、ココで時間を取られてしまうと海図以外の問題を焦りながら急いで解かないといけなくなります。
そこでオススメ(ほとんどの方がそうしていると思いますが)は、まず問54~問64の海図以外の問題を先に解いた後に問51~問53の海図問題を解くという手順です。
海図以外の問題は意外と時間がかかりません。特に問題集を一通り学習した方であれば20分程度で解けてしまうハズです。で残りの50分を海図にじっくりと使うと余裕を持って作図できるハズです。先に作図から手を付けてしまうと、ミスに気付いて作図をやり直す場合など、どんどん時間が経過してしまい、残りの問題のことも気になりながら作図しなければならなくなり、さらに焦ってミスをして・・・となりがちです。作図問題が決して点数が大きい訳ではありませんので、まずは後回しにした方が得策と言えると思います。

実技試験中の発声について

「船体の安定状態を点検します!」
「船体の安定状態異常なし!」
「もやい結びします!もやい結び完了しました!」
「目標に向け微速発進します!前後左右よし!」
「減速して停止します!後方よし!」
船舶の実技試験はいろいろ声に出して言わないといけないから大変・・・とか、
大きな声を出さないと不合格になるって聞いた・・とか、
発声についての採点のことを気にされている方がなぜか多いのですが、
実技試験で重要なのは、点検であればきちんと点検ができるか、
安全確認あればしっかりと見ているか、ロープワークであれば指示された結び方が確実にできているか、
等をチェック(採点)されているだけなので、発声は重要ではありません。
ただ・・・、心証ってものがきっとあるでしょう?って言われると・・否定はできませんが、
何かを指示されたときに「何を言えばよかったのか・・・」と考えて動作が止まってしまったり
「前後左右よし!」と言うことに必死で、発声はしているけれど実際は見ていなかったりとならないように気をつけなければなりません。
安全に試験を受けて頂くために「~~します」、試験を進めやすいように指示されたことが終わったら「~~終わりました」程度で十分です。
トラブルシューティング(小型船舶の取り扱い)で解決するための処置を行う場合等に、試験員から出題(質問)された場合も難しい専門用語を使おうとせず、ご自分の言葉で伝えれば良いのです。実際にできるか、見ているかが重要なのです。

交通の方法(法律の区別)

学科試験(一般科目)の中に「交通の方法」という科目があります。
各科目配点の50%以上正解する必要があるのですが、一般科目の中では特に難しい科目と言えます。
主に3つの法律について出題されます。

《1.海上衝突予防法》
海上における船舶の衝突を予防し、よって船舶交通の安全を図ることを目的とした法律(国際的に統一されている海の基本ルール)
《2.港則法》
港内における船舶交通の安全と整頓を図ることを目的とする法律。港内におけるルール「港則法」は「海上衝突予防法」に優先する。
《3.海上交通安全法》
船舶交通のふくそうする(混み合う)海域(東京湾、伊勢湾、瀬戸内海)における船舶の交通について、特別の交通方法を定め船舶交通の安全を図ることを目的とした法律。
特定海域におけるルール「海上交通安全法」は「海上衝突予防法」に優先する。

法律の名前を答える(選択する)問題は出題されませんが、この3つの法律を区別しながら学習するのがポイントです。
まず混乱しやすいのが、2.港則法が規定している「航路」と3.海上交通安全法が規定している「航路」です。追い越しや並列航行について等のルールが大きく違うので区別して学習するのがポイントです。試験問題の文章に「航路」と出てきたら、その問題文章に必ずどの法律についての出題かが記載されていますので、どちらの法律なのかを把握することが大切です。
他に混乱しやすいのが、1.海上衝突予防法が規定している形象物の色が全て黒色なのに対して、3.海上交通安全法の規定している形象物には紅色のものがあるということ。「海上衝突予防法が規定している形象物の色は全て黒色である」という文章は〇です。
その他には、1.海上衝突予防法でまず、「追い越す船」は船の種類(漁労従事船や帆船その他)に関係なく「追い越される船」を避けなければならないことを学習します。 2.港則法では汽艇等は汽艇等以外の船舶の進路を避けなければならないことを学習します。1.海上衝突予防法より2.港則法が優先されるので、汽艇等以外の船舶が汽艇等を追い越そうとする場合(汽艇等が汽艇等以外の船舶の進路上にいる場合)追い越される汽艇等が避けなければなりません。種類に関係なく・・・・は海上衝突予防法の場合です、港則法の問題を解くときには気を付けなければなりません。

アーカイブ

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