マイルには陸のマイルと海のマイルがあります。
陸のマイルはおおよそ1,609メートルですが、
小型船舶免許取得時に学習する海のマイルは1,852メートルです。
海のマイルは日本語で「海里」、英語では「ノーティカルマイル」と言います。
教科書をみて、1マイル=1,852メートルって書いてるけど、1,600メートルくらいちがったっけ?とか
1マイルが=1,852メートルって勉強したから、知り合いに「1マイル何メートルか知ってるか?」って得意げに聞いたら・・・違うって言われた。
とかいう話を時々聞きますが、マイルを使うとやはりややこしいですよね。
ですので試験問題では混乱を避けるため、マイルという言葉は使わずに、必ず「海里」と表記して出題されています。
スピードの、「ノット」と「マイル」も混乱しやすい単位です。
ノット「海里/時」というスピードの単位は、例えば 10ノットであれば、時速10海里 20ノットであれば、時速20海里です。
今このボート30ノットで航行してるよ!って言われてもピンと来ない、時速何kmくらいのこと?ってことを簡単にざっくりイメージしようとする場合は、
1海里が1,852mなので、1海里は1.852km、ですから海里をKmにするには、1.852倍、もっと簡便には2倍弱すればイメージがつかめます。
30ノット→30×2=60→弱→ 55km/時くらい。
40ノット→40×2=80→弱→ 75km/時くらい。
ちなみにアメリカ車等のメーター等で見かけるマイル表示の場合は、1.6倍します。
30マイル→30×1.6=48 48km/時くらい。
40マイル→40×1.6=64 64km/時くらい。
小型船舶の学科試験問題には「ひっかけ問題」はありません!と言い切りたいところですが、
受験された方からは「ひっかけられた」「やられた」という声をよく聞きます。
そこでよく聞くのが、正しいものはどれか、適切でないものはどれか、誤っているものはどれか、等をしっかり読まずに解答してしまったというもの。
ひっかけられたというより、勝手に早とちりしたという表現が正しいかと・・・・。でも間違えた方からするとひっかけられた感があるようです。
一般科目は50問中33問正解で合格できますが、上級科目は14問中10問正解させなければ合格できません。
たった4問しか間違いが許されないので、正しいものと誤っているものを選び間違えると大変です。
誤っている(間違えている)選択肢が正解となる問題の場合は必ず「誤っているもの」「適切でないもの」にアンダーラインが入っています。
正しい選択肢が正解となる問題の場合はアンダーラインが入っていないと区別されていることを知っていると正誤選択ミス防止に役立ちます。
また各選択肢全てに〇×を記入し、
1)〇 2)〇 3)× 4)〇 → ×を選ぶ問であることを確認 →正解は3)
1)〇 2)× 3)× 4)× → 〇を選ぶ問であることを確認 →正解は1)
とすることでさらに正誤選択ミスを防ぐことができます。
マークシートを提出したあとに気付いて、合否にかかわる1問が正誤選択ミスであれば泣くに泣けませんので十分に注意して下さい。