スタッフブログ | 大阪で「安く」船舶免許を取るならシーフェローズボート免許スクール - Part 4

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一般科目学科教本(一部文言変更)

◆現在次のようになっているものを
高気圧
数本の等圧線でほぼ円形又は楕円形に囲まれ、内側へ行くにつれて、周囲より気圧が高くなっている部分を高気圧という。北半球では・・・

低気圧
数本の等圧線でほぼ円形又は楕円形に囲まれ、内側へ行くにつれて、周囲より気圧が低くなっている部分を低気圧という。北半球では・・・

◆この度の改定で以下のように変更します。
高気圧
周囲より気圧が高い部分を高圧部といい、その中で閉じた等圧線に囲まれたところを高気圧という。北半球では・・・

低気圧
周囲より気圧が低い部分を低圧部といい、その中で閉じた等圧線に囲まれたところを低気圧という。北半球では・・・

◇ほぼ同じ内容ですが、試験問題に登場する「高圧部」「低圧部」という文言が教本に無かったので変更することにしました。

自動車免許を取るのと比べると・・・

「自動車免許を取るのと比べると、船舶免許は難しいのか?簡単なのか?」
結果的に両方共を取得された方の意見は以下のようなものおが多いです。
◆学科について
自動車の場合、家族や知り合いの方が運転するのを助手席等で普段見ているので、標識等にもなじみがあるし、交差点での右左折や、高速道路でのルール等もイメージしやすかったけれど、船舶の場合は、見たこともない標識、形象物や灯火等、見たこともないボートの各部分の名称が・・・と、「見たこともない~~」が多いので大変だったという方が多いように思いますが、自動車は試験問題全体の90%以上正解で合格、船舶は全体の65%以上正解で合格ですので、自動車免許がほぼ完ぺきに近く仕上げていかないと厳しいのに比べると船舶の方が易しいと言えるのではないでしょうか。自動車免許はそこそこ勉強していっても運悪く不合格になることがあるけれど、船舶免許はそこそこ勉強していけばまず合格できるともいえるかもしれません。「そこそこ」って???個人差があるので何とも上手く表現できませんが、自動車免許の学科がものすごく難しかったという方には、船舶免許の学科も難しく感じるでしょうし、簡単だった方は、簡単と感じるもんなのではないでしょうか?。
◆実技について
圧倒的に船舶の方が易しいと断言できるかと思います。特に自動車の免許を先に取得している方にとっては試験で使用されているボートの操縦が自動車の運転に非常に感覚が似ているので、そう苦労することはありません。船舶には色々な大きさ、色々なタイプ(丸ハンドルや操縦席がないもの等)が存在します。ですので技術は免許取得後それぞれが操縦する船で磨かざるを得ないので実技試験合格基準もそう厳しくありません。自動車教習所に何日も何日も通って自動車免許を取得した方は「たった1日の練習で合格できるものなのか?」と感じるかも知れませんが、そこまでの不安は不要です。自動車免許を未だ取得していない方は、そもそも自動車と比べると・・・って比較ができませんが、自動車の運転よりは簡単なんだなと思ってください。

虫眼鏡の試験会場への持ち込みは?

1級学科試験の上級科目に海図作図問題が出題されますが、
その海図の方位目盛りや灯略記(灯台の光り方等を表す記号、目標とする灯台を特定したりする場合に利用することがあります)等の文字が小さいので、老眼の方(私も含め)には非常に読み取りづらく、そして目が疲れます。自身に合った老眼鏡を使用する必要があるのですが、そこで受講生の方からご質問がありまして「新聞等読むときに使っている虫眼鏡は持ち込んでも構わないのか?」という内容のものでした。中途半端なお返事は出来ないので試験機関(海レ協さん)に問い合わせたところ「問題ございません」との回答がありました。ただ、両手で三角定規を操りながら虫眼鏡を使うのはなかなか難しいかもしれませんが、結論としては《学科試験会場に虫眼鏡を持ち込むことができます》でした。

着岸後の係留・離岸前の解らんについて

1・2級の実技試験では通常、着岸した後に係留(桟橋等に繋ぎ止めること)、離岸の前に解らん(繋いであるのを解いて格納すること)をします。
〇係留のポイント
着岸後、まずはロープ2本(船首・船尾)を必ず持って降りることです、桟橋に降りてからロープをとろうとして、手が届かなかって試験艇とさようなら~となってしまわないよう注意が必要です。自動車等と違いボートはずっと同じ位置にいてくれないことを意識しておかなければなりません。まず先に船尾側のロープをクリートに結びとめるのですが、この時に船首側のロープを放りっぱなしにしてしまうと、風向きによっては桟橋からボートの船首側が離れていき、ポチャンっと船首のロープが水面に落ちてしまうので踏みとめておくか、手で握っておくようにしましょう。クリート止めは繰り返し練習しておかないと、中々素早くすることが難しいので、くるりんポイっと上手くいかなかった場合は余りのロープを通すいう方法に切り替えましょう、でないと1分(係留・解らんは制限時間それぞれ1分)があっという間に過ぎてしまいます。クリート止めができたらロープをコイルしておくことも忘れないように気をつけておきましょう。
〇解らんのポイント
離岸の前に解らんする際は、まず船首側から(教習艇のような小型モーターボートの場合です、大きいボートの場合は風向き等を考慮して船尾側からの場合もあります)解きます。そのロープを先にポイッとボートに放り込んでしまうと、風などのせいで船首が桟橋から離れていく場合に引き寄せることができなくなるので握っておきましょう、この時に手のひらにグルグル巻きつけようとする方がいますが、いざという時にパッと離せるようにしておかないと危険です。そして船尾側のロープを解いて船に乗り込むのですが、この時にロープでしっかりボートを引き寄せて安全に乗り込みましょう、風などによって離れていくからと飛び乗ったりしてはいけません、また桟橋側のクリート等にロープが引っ掛かったままであることに気付かずに乗ってしまうのも危険です。乗り込んだらロープをきちんと片付けて、離岸します。あまりゆっくりとしていると離岸時の船の体勢が悪くなる場合があるのでできる限り素早く行うのがポイントです。

着岸はやはり難しい?

1・2級実技試験内容に着岸・離岸があります(特殊実技試験内容にはありません)。
桟橋等の指定されたところに着岸します。着岸点または係留設備を指示されるので、着岸点なら操縦席がほぼ真横になるように、係留設備ならその位置で係留できるように着岸します。まずは発進する前にあらかじめ係留ロープやボートフックを準備するのを忘れないようにしましょう。大阪市会場では左舷着岸をするケースが多い(特に指示がなければ、右舷着岸または左舷着岸のどちらを選択しても構いません)ので、左舷側に準備します。安全を確認したら発進し桟橋に対して約30度の角度で進入していきます。進入し始めたらなるべく早い段階で周囲の見張りをし、中立・前進をくりかえし桟橋に接近します。少し早いかな?というくらいの位置でハンドルを切り始めて、効き具合、風による影響等を確認します。ハンドルの効きが悪ければグングンハンドルを回しましょう、それでも効きが悪い場合は軽く前進にいれると効きが良くなります。船と桟橋の間隔はボートフックが届く範囲であれば良いのですが、桟橋に近づけすぎることが多いので注意が必要です。左舷着岸するほとんどの場合最後にハンドルを右に回しますが、桟橋から離れてしまう気がする方が多いようですが、この時キックで船尾が桟橋側に寄っていくのです。フォークリフト等を運転したことがある方はフォークリフトのイメージでお尻を振らせて船尾を桟橋に寄せましょう。桟橋に接触しない限りほとんどの場合いきあしが残ります。その場合後進を使用していきあしを止めるのですが、ハンドルがどちらかに極端にきれていると船尾が左右いずれかに大きく振れるので気をつけましょう。後進に入れる際に船が桟橋に対して大きくゆがんでいる場合は、ハンドルを船尾を向けたい方向にまわしておき後進にいれるとゆがみを修正することもできます。着岸終了後には引き続き係留作業を行います。着岸後の係留については次回お話しします。

学科試験時間配分

特殊学科試験時間は50分
2級学科試験時間は70分(1時間10分)
1級学科試験時間は140分(2時間20分)
上記試験は通常それぞれ時間にあおられること無く、じっくり解いても余裕をもって解答できるハズです。
中には時間が気になって気になって仕方なかったとおっしゃる方もいるので、試験前に模擬問題などを時間を測って解いて、おおよその自分の時間を把握しておくのもよいかもしれません。
時間配分について気をつけないといけないのは、2級受有者が1級学科試験(上級科目のみ)を受験する場合 70分(1時間10分)
上級科目14問題のうち最初の3問が海図作図問題です、ココで時間を取られてしまうと海図以外の問題を焦りながら急いで解かないといけなくなります。
そこでオススメ(ほとんどの方がそうしていると思いますが)は、まず問54~問64の海図以外の問題を先に解いた後に問51~問53の海図問題を解くという手順です。
海図以外の問題は意外と時間がかかりません。特に問題集を一通り学習した方であれば20分程度で解けてしまうハズです。で残りの50分を海図にじっくりと使うと余裕を持って作図できるハズです。先に作図から手を付けてしまうと、ミスに気付いて作図をやり直す場合など、どんどん時間が経過してしまい、残りの問題のことも気になりながら作図しなければならなくなり、さらに焦ってミスをして・・・となりがちです。作図問題が決して点数が大きい訳ではありませんので、まずは後回しにした方が得策と言えると思います。

実技試験中の発声について

「船体の安定状態を点検します!」
「船体の安定状態異常なし!」
「もやい結びします!もやい結び完了しました!」
「目標に向け微速発進します!前後左右よし!」
「減速して停止します!後方よし!」
船舶の実技試験はいろいろ声に出して言わないといけないから大変・・・とか、
大きな声を出さないと不合格になるって聞いた・・とか、
発声についての採点のことを気にされている方がなぜか多いのですが、
実技試験で重要なのは、点検であればきちんと点検ができるか、
安全確認あればしっかりと見ているか、ロープワークであれば指示された結び方が確実にできているか、
等をチェック(採点)されているだけなので、発声は重要ではありません。
ただ・・・、心証ってものがきっとあるでしょう?って言われると・・否定はできませんが、
何かを指示されたときに「何を言えばよかったのか・・・」と考えて動作が止まってしまったり
「前後左右よし!」と言うことに必死で、発声はしているけれど実際は見ていなかったりとならないように気をつけなければなりません。
安全に試験を受けて頂くために「~~します」、試験を進めやすいように指示されたことが終わったら「~~終わりました」程度で十分です。
トラブルシューティング(小型船舶の取り扱い)で解決するための処置を行う場合等に、試験員から出題(質問)された場合も難しい専門用語を使おうとせず、ご自分の言葉で伝えれば良いのです。実際にできるか、見ているかが重要なのです。

交通の方法(法律の区別)

学科試験(一般科目)の中に「交通の方法」という科目があります。
各科目配点の50%以上正解する必要があるのですが、一般科目の中では特に難しい科目と言えます。
主に3つの法律について出題されます。

《1.海上衝突予防法》
海上における船舶の衝突を予防し、よって船舶交通の安全を図ることを目的とした法律(国際的に統一されている海の基本ルール)
《2.港則法》
港内における船舶交通の安全と整頓を図ることを目的とする法律。港内におけるルール「港則法」は「海上衝突予防法」に優先する。
《3.海上交通安全法》
船舶交通のふくそうする(混み合う)海域(東京湾、伊勢湾、瀬戸内海)における船舶の交通について、特別の交通方法を定め船舶交通の安全を図ることを目的とした法律。
特定海域におけるルール「海上交通安全法」は「海上衝突予防法」に優先する。

法律の名前を答える(選択する)問題は出題されませんが、この3つの法律を区別しながら学習するのがポイントです。
まず混乱しやすいのが、2.港則法が規定している「航路」と3.海上交通安全法が規定している「航路」です。追い越しや並列航行について等のルールが大きく違うので区別して学習するのがポイントです。試験問題の文章に「航路」と出てきたら、その問題文章に必ずどの法律についての出題かが記載されていますので、どちらの法律なのかを把握することが大切です。
他に混乱しやすいのが、1.海上衝突予防法が規定している形象物の色が全て黒色なのに対して、3.海上交通安全法の規定している形象物には紅色のものがあるということ。「海上衝突予防法が規定している形象物の色は全て黒色である」という文章は〇です。
その他には、1.海上衝突予防法でまず、「追い越す船」は船の種類(漁労従事船や帆船その他)に関係なく「追い越される船」を避けなければならないことを学習します。 2.港則法では汽艇等は汽艇等以外の船舶の進路を避けなければならないことを学習します。1.海上衝突予防法より2.港則法が優先されるので、汽艇等以外の船舶が汽艇等を追い越そうとする場合(汽艇等が汽艇等以外の船舶の進路上にいる場合)追い越される汽艇等が避けなければなりません。種類に関係なく・・・・は海上衝突予防法の場合です、港則法の問題を解くときには気を付けなければなりません。

蛇行(連続旋回)のポイント

1.2級の実技試験内容 蛇行(連続旋回)は概ね50メートル間隔で設置された3個のブイを使用して、滑走状態で蛇行を行います。
まずは周囲の安全を確認し、3個のブイの見通し線上から進入するのですが、コース取りにのみ気をとられて回転数が上がりすぎてしまうことが多いので、一度滑走状態に合わせたつもりの回転数も何度か確認しましょう。特に指示がなければ、左右どちらの方向から蛇行に入ってもかまいませんが、ブイの横で約10メートル(試験艇の長さの2倍程度)離れるようにし、ブイとブイの中間を抜けるようにするのですが、ブイばかり見てしまうと船の位置が把握できなくなるので、目線は先に先にもっていくように意識します。最終ブイ横でもしっかり10メートル程度離れるようにし、再びブイの見通し線上に抜けるように操縦するのが理想なのですがこのとき後ろのブイを見て直線上を確認することは避けましょう、最初の見通し線上から進入する際に延長線上に目標を決めておき、その目標に向かって走行するのが良いのですが、なかなかそういった余裕がなく、最終の直線上にいよいよ戻るときに「あっ、目標決めるの忘れてた」となりがちです。その際、当てずっぽうで何か目標を決め真っ直ぐ走行するようにしましょう。

人命救助(実技試験)のポイント

実技試験では航行(走行)中に要救助者を発見したという想定で、要救助者に見立てたブイを使用して人命救助をおこないます。
1・2級でも特殊でも、実技試験中に最も緊張する場面が人命救助と言えるでしょう。
他の項目ではあまり感じない、ハッキリした「失敗」をするかもしれないからです。
ブイを見失った場合や、ブイを行き過ぎてしまった場合、ブイに激しく接触した場合は救助失敗と見なされます。
また1・2級の場合はプロペラが回転している状態で収容した場合と、ブイを行き過ぎて後進で戻って収容した場合も失敗と見なされます。
特殊の場合、左右どちらの舷からでもかまいませんが、自身の手でブイを収容しなければなりません。
1・2級の場合、救助する舷を試験員に伝えて、宣言した舷から救助しなければなりません(ただし、もし宣言した減と反対側の舷にブイが来てしまった場合でも収容して下さい)、必要に応じてボートフックなど使う事ができます。
よくある失敗は収容しようとする際に、ハンドルを要救助者側(ブイ側)にきってしまい、キック作用により船体(船尾)が要救助者(ブイ)から離れて、手やボートフックが届かなくなってしまうパターンです。1・2級の場合は必ず中立にしなければならないのですが、ブイにのみ気がとられ前進に入ったまま慌てて操縦席から立ち上がってしまうというパターンです。
一度目失敗しても、再度救助することが可能です。
二度目も失敗したとしても、不合格が決定する訳ではありません。気分を切り替えることが大切です。

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